地産地消

地産地消の取り組みと、子供たちの食育にできることとは?

地産地消という言葉は今から30年ほど前から存在していましたが、テレビなどで農産物直売所の新鮮な農作物などが取り上げられたことで、多くの人たちが知る言葉となりました。

地産地消の取り組みは、ただ農産物直売所で農作物などを販売することだけではありません。

地産地消の取り組みでは、直売所の運営や学校給食への提供、観光、加工品の販売などが挙げられます。

そこで今回は、これら地産地消の取り組みと、子供たちの食育でできることをご紹介いたします。

地産地消の取り組み

地産地消とは、「その土地で生産された農作物などを、その土地で消費すること」です。

地産地消という言葉が生まれたのは、1981年です。

当時の農林水産省が4ヶ年計画で進めた「地域食生活向上対策事業」で実施され、地域で生産される農作物を地域で消費し、それぞれの地域の特性を生かした食生活を築いて、農村住民の健康増進を図るのが目的で行われました。

地産地消の取り組みとしてあげられるのが、主に以下の4つです。

1. 農産物直売所など直売所の運営

2. 学校給食への提供

3. 観光

4. 地元農産物の加工品の販売

これら地産地消の取り組みは、今から30年以上も前から行われており、私たちがイメージすることが多い直売所だけに限らず、その地域に合った方法で地産地消の取り組みが進められています。

農産物直売所の運営

生産者の自宅や畑の一角や、JAや大型ショッピングモールなどが協力して、直売所を通じて産地直送の新鮮な野菜を消費者に提供しています。

中間卸業者を仲介しないので、消費者は安い価格で新鮮な野菜を購入することができ、生産者は消費者に近い場所で農産物などを売ることができるので、消費者ニーズを把握した商品を売ることができるというメリットがあります。

学校給食への提供

その土地で生産された農産物などを、学校や福祉施設へ提供することで、地産地消の取り組みを進めています。

後述しますが、特に学校給食へ農産物などを提供して地産地消を進めることで、子供たちの食育に繋がるので、消費者である子供たちへの教育になり、生産者は自分が生産した農作物を提供することができるという、双方にメリットがあります。

観光

観光資源として、地元の特色ある農産物を道の駅などで販売し、町おこしの一環として地産地消の取り組みが進められています。

地産地消で農産物を直売することで、観光地としての資産価値を高めることができる他に、その土地の人たち以外の人たちと交流することができるというメリットがあります。

地元農産物加工品の販売

その土地で生産された果物や野菜・魚などの生産品を加工して販売することで、その土地に住む人をはじめ、観光客に向けても地域をアピールすることができます。

地産地消の一環としてこれら加工品が販売されており、スイーツなどを中心に加工品が話題となっている地域もあります。

子供たちの食育に地産地消が担う役割とは

子供たちに提供される学校給食は、子供たちが安全で安心して食べられるものでなければなりません。

中国の冷凍餃子に混入した有機リン系農薬中毒や、乳製品のメラミン混入、パンに裁縫針が混入していた事件など、学校給食を取り巻く重大事件はあげればきりがありません。

先ほどお話しした通り、子供たちが食べる学校給食は安全で安心して食べられることが大前提となっており、「何かが混入しているかもしれない」と怯えながら恐る恐る食べるようなものではあってはならないのです。

そこで、地産地消の取り組みの一つ「学校給食への提供」が地産地消の役割の一つとして進められています。

誰によってその食材が作られたのか、どこで作られたのか、どのように作られたのか。

このような食育を交えながら、地産地消で学校給食に提供されることで、子供たちは安心してその土地で生産されたものを食べることができる以外に、食育という教育の一環としても学びの場となっています。

ベネッセの記事によると、学校給食における食べ残しの平均は、欠席した子を除いて6.9%で、逆に言えば給食の93%を残さずに食べているというデータを発表しています。

この食べ残しを多いとみるか少ないとみるかは意見が分かれるかと思いますが、学校給食に新鮮な野菜や肉・魚など、その土地で生産されたものを使用することで、食品ロスを減らすのに一役かっています。

地産地消の取り組みの一つ、子供たちの食育や学校給食への提供では、地産地消で提供される農作物などによって、子供たちは「本当に美味しいもの」を知り、苦手と思っていた食品を「美味しい」と言って食べられるようになるきっかけを与えるのにも、地産地消は重要な役割を担っています。

まとめ

地産地消の取り組みは、農産物直売所を始めとする直売所の運営だけでなく、学校給食への提供や、加工品の販売など、できることをいろいろ模索しながら、その地域に合った地産地消の取り組みを進めています。

学校給食で地産地消を行うことで、子供たちの食育に貢献し、子供たちが「美味しい」と安心して安全で新鮮な農産物などを食べることができる環境作りに一役かっています。

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