田舎生活

「田舎暮らしは仕事がない」は古い。3つの働き方とあると良い資格

「田舎暮らしは仕事がない」は古い。3つの働き方とあると良い資格

「田舎は仕事がない」というイメージがある方が多いですが、最近では田舎ならではの仕事を選べるようになっています。

各自治体から補助金やセミナー受講などの支援を受けることができる場合もあり、田舎暮らしのハードルはグッと下がっています。

そこで今回は、田舎暮らしの働き方に注目して、田舎暮らしでできる仕事と、取得しておいた方が良い資格を3つずつご紹介いたします。

田舎暮らしでできる仕事とは?

都会から田舎暮らしに憧れている方は、田舎暮らしをするなら仕事は独立して起業したいという方が多いのではないでしょうか?

「田舎暮らしは仕事がない」というイメージが多い方がいますが、現代ではいろんな仕事を選べるようになりました。

例えば農家さんなど、後継者不足に悩んでいる事業主から事業を継承する方法や、古民家を購入して改修し、お店を開く方法。

さらにもともと都会でしていたWEB上の仕事を、そのまま田舎暮らしをした上で続けるという働き方もあります。

ここからは、

 事業継承
 古民家を改修してお店を開く
 クラウドソーシング

この3つの田舎暮らしの働き方について、受けられる支援などの情報を交えながらご紹介いたします。

1. 事業継承
都心部でも人口減少や少子化といった問題が深刻ですが、田舎ではより深刻な問題になっています。

農地や漁業などを行う人の平均年齢は80歳を超えており、「跡取りがいないから廃業する」という農家さんや漁師さんが近年増えています。

田舎暮らしで仕事を見つける方法の一つとして、この後継者不足に悩んでいる農家さんなどから、事業を継承するという方法があります。

事業継承のやり方は様々で、農家さんなどが募集していることもあれば、各市区町村のホームページで募集している場合があります。

農業の知識がない場合は、「就労・農業者誘致推進事業」などの誘致事業のセミナーに参加することで、これから農業を学ぼうという方への支援を受けることができます。
【参考】いすみファーマーズサポート

2. 古民家カフェ
田舎暮らしの魅力といえば、安く空き家を購入できるという点です。

空き家は全国的に増えていて、「空き家問題」として各自治体が対策を講じています。

例えば、千葉県いすみ市役所が運営する「いすみ暮らし」では、いすみ市で移住を希望する方に向けた相談所を紹介しています。
【参考】移住相談所/いすみ暮らし

また、いすみ市の「創業支援施策」では、空き家の有効活用を促進するために、空き家を回収して創業する方への支援として、改修工事費の上限額200万円を受け取ることができる補助金制度を用意しています。
【参考】いすみ市

このように、各自治体の支援や補助金などを受けて、古民家を購入して古民家カフェなど、古民家を有効活用したお店を開くことができます。

3. クラウドソーシング
インターネット上でできる仕事「クラウドソーシング」は、自宅に居ながらプライベートの時間をしっかり確保しつつ、仕事をすることができるとして注目されています。

主な職種として、WEBデザイナーやプログラマー、ライターなどの仕事があり、インターネット環境とパソコンさえあれば仕事をすることができます。

クラウドソーシングについても、自治体によって補助金を受け取ることができる場合があります。

例えばいすみ市の場合は、クラウドソーシングによって仕事を受注する方への支援として、「いすみ市クラウドソーシング手数料助成事業」を実施しています。
【参考】いすみ市

田舎暮らしの働き方は資格を取得しておくと有利

田舎暮らしの働き方は、事業継承や古民家を活用した創業・起業、クラウドソーシングがあるとご紹介しました。

では、そのほかに田舎暮らしで役立つ資格はあるのでしょうか?

もちろんあります!

 田舎暮らし先の仕事で役立つ資格
 スポーツや趣味を活かした資格
 特技を活かした資格

このような資格を取得しておくと、田舎暮らしの仕事で役立ちます。

では、それぞれどのような資格があるのでしょうか?

1. 継承した事業に特化した資格
例えば、農業を事業継承した場合、農業を行う上で必要な資格を事前に取得しておくと、田舎暮らしスタートして仕事を始めた時に、仕事を始める上でスムーズです。

農業を始める上で必要な資格は、
 普通自動車運転免許
 大型特殊自動車運転免許(農耕車限定)
 けん引免許(農耕者限定)
 危険物取得者(乙種第4種)
 毒物劇物取扱者 など

農業といえば、軽トラックで農作物を様々な場所に運ぶ「普通自動車運転免許」が必要になります。

また、大型トラクターやコンバインを利用する際には「大型特殊自動車運転免許」、けん引タイプの農機具の場合は「けん引免許」、ハウス栽培でボイラー設備を使用する場合は「危険物取得者(乙種第4種)」など、いろんな資格があると幅広い農業を営むことができます。

2. スポーツや趣味関係の資格
 スキューバDインストラクター
 ライフセーバー
 山岳ガイド
 ネイチャーガイド
 森林インストラクター など

海に面した観光地などでは、スキューバやライフセーバーなどの資格を持つ人を募集していることがあり、資格を取得しておくと仕事を見つけやすくなります。

また、山に面した観光地などでは、山岳ガイドやネイチャーガイド、森林インストラクターなど、自然散策のツアーなどに活用できる資格があると、仕事を見つけやすくなります。

3. あなたの特技を活かす資格
 色彩検定
 WEBクリエーター能力認定試験
 WEBライティング能力検定 など

パソコンを使ってデザインをしたり、絵を書くのが好き。

または文章を書くのが好きという方は、その特技を活かした資格を取得しておくと、田舎暮らしでクラウドソーシングをする時に役立ちます。

まとめ

田舎暮らしの働き方は、これまでの「田舎は仕事がない」のイメージとは違い、様々な仕事から選べるようになりました。

例えば農業など事業の後継者不足に悩んでいる事業主から事業を継承する働き方。

他には、古民家を改修して古民家カフェなどを開く方法や、クラウドソーシングです。

また、これらの仕事を行う上で、必要な資格を取得しておくと、田舎暮らしの働き方では有利になります。

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