田舎暮らしのいいところをあげてみると、「自然がたくさん」「空気がいい」「食べ物が美味しい」といったことを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
もちろんそうなのですが、田舎暮らしではこの他にも、もっと多くのメリットがあります。
例えば、仕事は実はたくさんあることや、教育が地域によって充実していることなど、「田舎は仕事がない」「田舎は教育が遅れている」といったマイナスイメージとは違い、実際には田舎暮らしだからこそのいいところやメリットがたくさんあります。
そこで今回は、田舎暮らしのいいとことやメリット、子供たちの教育について詳しくご紹介します。
田舎暮らしのいいところ!メリット3選
「田舎は何もない」とイメージする方が多いですが、実は田舎暮らしをするメリットとして、いいところが沢山あります。
例えば、仕事が多いことや、通勤ストレスがないこと、家賃が安いこと。
この3つが代表的な田舎暮らしのいいところです。
では、それぞれどうして田舎暮らしのいいところだと言えるのでしょうか。
1. 仕事が多い
「田舎は仕事がない」というイメージをお持ちの方が多いですが、実は田舎は働き手が少ないため、いろんな職業で働き手を募集しています。
都市部のようなデスクワークの仕事は少ないかもしれませんが、田舎ならではの伝統工芸や農業、林業、漁業、地域おこし協力隊など、いろんな職業から仕事を選ぶことができるのが、田舎暮らしのいいところです。
また、都市部と比べて市場に競合相手が少ないため、田舎暮らしを初めて起業した場合、チャンスを掴むことができます。
2. 通勤ストレスがない
田舎では一般的には車移動になります。
そのため人がたくさん乗った満員電車に寿司詰め状態で通勤するストレスがなく、ゆったりとした朝の時間を過ごすことができます。
3. 家賃が安い
「都道府県市区町村 都道府県データランキング」によると、民間賃貸住宅の家賃(3.3m2の場合)のランキングでは1位が東京と、その次に神奈川県・千葉県・埼玉県と続いており、家賃が安い都道府県を見ると、いわゆる田舎であることがわかります。
【参考】都道府県市区町村 都道府県データランキング
また、東京や神奈川県・千葉県でも都心から離れた地域だと、家賃が安い物件が多くあります。
田舎は商業施設など家賃が上がる対象となるランドマークが少ないので、安い家賃で田舎暮らしができるのがいいところの一つです。
田舎暮らしは教育に良いって本当?
「田舎暮らしは教育に良い」は本当です。
子供のことを考えると、教育や進学のことなどで都市部を住まいに選ぶ方が多いですが、勉強に限定せず、子供の成長に必要な教育は数多くあります。
その数多くの教育に必要な要素が、田舎暮らしには濃厚なエッセンスとして詰まっているので、教育に良いと言えます。
では、どうして田舎暮らしは教育に良いのでしょうか?3つ理由をお答えします。
通学路など子供の世界に楽しみが増える
都市部では、子供が通う学校までの時間や距離で住まいを決める方が多いので、自宅から学校まで片道10〜20分程度の子供たちが多いのではないでしょうか。
それは都市部のメリットの一つで、田舎暮らしでは学校で教育を受けるために、自宅から片道40分かけて登校する子供も珍しくありません。
しかしこの長い登下校の時間はデメリットではなく、子供にとって自分の世界を広げるために必要な時間になります。
田舎暮らしの登下校の道には、道路脇の野草や田んぼの昆虫、小川の小魚など、子供たちの好奇心を刺激する自然があふれているからです。
子供の教育には自然など、好奇心を刺激することが欠かせません。
これは都市部にはない、田舎暮らしならではの教育におけるメリットと言えます。
生徒1人に対して先生の人数が多い
「都市部と違い、田舎は子供の人数が少ないから、友達ができないんじゃないの?」と心配になる保護者の方が多いですが、そんなことはありません。
学校生活では地域でスクラムを組んで、子供たちを支えます。
見方を変えれば、都市部の学校生活では大人数の生徒に対して先生は1人だけですが、田舎暮らしでは生徒1に対して先生1人以上の人員で対応することができます。
子供が知りたいこと、学びたいことを、子供のペースに合わせて教育をすることができるのは、田舎暮らしだからこそできる教育のメリットではないでしょうか。
田舎ならではの授業は都市部では経験できない
「田舎は都会と比べて授業が遅れている」「教材が少ない」といったイメージを抱いている保護者の方が多いですが、実際には田舎だからこその教育方法で、都市部と変わらない教育を子供たちは受けています。
例えば、地域情報に密着したケーブルテレビを視聴することができたり、インターネットを利用して、全国や世界の子供たちと一緒に教育を受けることができるなど、都市部の学校ではなかなかできないことを、田舎暮らしの教育では経験することができるというのがメリットです。
まとめ
近年、テレビ番組などで田舎暮らしをする人々に密着する番組が人気ですが、その影響か、昔からのイメージなのか、「田舎には何もない」「田舎は授業が遅れている」など、マイナスイメージを抱いている方が多いのが現状です。
しかし実際にはそうではなくて、田舎暮らしをすることで仕事に困ることもなければ、教育が遅れてしまうこともないのが実際のところです。
また都市部では経験できないような、田舎暮らしだからこそ経験できる素晴らしい体験を味わうこともでき、多くの人々に触れ合うことができるのも、田舎暮らしのメリットです